⦅仮交際①⦆公務員Cさん

お見合いの翌朝、仮交際が成立したとの連絡を受けました。

仮交際成立と同時にお互いの電話番号が公開されたので、ファーストコールに備えて登録を済ませます。

基本的にLINEを使うことになるとは思いますが、念のため登録しました。

 

初めてのファーストコールなので、少し緊張します。

電話を掛ける方はもっと緊張するんでしょうね。。。

受ける方も緊張しながらスマホを手に電話を待っているので、予定時刻通りに掛けてあげてください。

 

 

Cさんのファーストコールは予定時刻を3分過ぎた頃にありました。

 

「乃神です!お電話ありがとうございます!」

「Cです。昨日はありがとうございました。とても楽しかったです。直ぐにでもお会いしたいところなんですが、今は緊急事態宣言も発令されていますし、少し落ち着いたら食事に行きましょう。ショートメールでLINEのIDを送りますので、登録お願いします。」

「こちらこそ、昨日はありがとうございました。緊急事態宣言が解除されるのを待ちましょう。メールお待ちしていますね。」

 

事前に考えていたと思われるCさんの淀みのない台詞を聞き、想像以上にあっさりと通話を終えました。

時間にして1分半。

 

Cさんは話が長いことが分かっていたので、ファーストコールから長電話になることを覚悟していたのですが…。

ブログ等でアドバイスされている「ファーストコールの掛け方」の通り、ごく短時間でした。

今になって思えば、通話料がかかるからかもしれません。

 

普通なら、このファーストコールで初回デートの約束をしますが、今はまだその予定も立てられません。

この後、直ぐにショートメールでIDが届き、無事にLINE交換を済ませました。

 

LINE交換後は、定期的に連絡を取りました。

2日に一度、メッセージ2往復。

1週間に一度、LINE電話で1時間半。

 

メッセージは、天気やコロナなど他愛もない世間話だけ。

Cさんの方から早々に切り上げられるので、お互いのことを話す雰囲気ではなく、事務的なコミュニケーションだけでした。

 

その代わり、電話ではお互いのことをたくさん話しました。

 

初回は1時間以上話しても、全く話題が尽きませんでした。

仕事内容、好きな食べ物、乗っている車、趣味の旅行について。。。

話す量は、お互い半分ずつという感じでした。

《5:5》

 

しかし、その後

 

2回目、ややCさんの話す量が多くなり…

《6:4》

 

3回目、Cさんの話に相槌を打っていることが多くなり…

《7:3》

 

4回目、一方的な話に相槌を打つことさえ面倒になりました。

《9:1》

 

私は自分がお喋りなので、自分ばかり話し過ぎないように、相手にどんどん話題を振るよう常に意識しています。

話し下手な方からは話しやすいと言って頂けるのですが、Cさんは気持ちよく喋らせ過ぎたのかもしれません。

 

電話で話す度にCさんのテンションが上がっていくのが分かりました。

私も一生懸命話題を出して話していたつもりなんですが、私が1話すと、ノリノリなCさんから3返ってきます。

「××といえば、〇〇ですよね~」

「ですよね!〇〇ですし、△△ですし、◇◇ですよね!◇◇といえば~」

 

1時間を過ぎた頃、一方的な話を聞くのに疲れて、ついつい相槌が疎かになっていきます。

しかし、それでもCさんは引き続き一人で盛り上がってらっしゃいます。。。

「いや~、乃神さんとは話が合いますね!仕事のやり方とか、旅行の楽しみ方とか、似ているところがとても多いみたいですし!話していてとても楽しいです!ついつい話し過ぎてしまいます!」

 

 

ちなみにCさんは毎回、何らかの話題を準備してきてくれます。

とっておきの面白い話をする、すべらない話をする、と前置きをされて話されるんですが、さっぱり面白くありません…。

 

自慢話やこだわりについては、同じ話を3回するのがデフォルトのようです。

最初はどんな話も「そうなんですね!」と積極的に聞きますが、3度目にもなると「ですねー」とどうしても適当になってしまいます。

 

話せば話すほど私のテンションは下がる一方ですが。。。 

 

「乃神さんとお話しするのがとても楽しいです!気付いたら時間が経ってます!もっとお話ししたいです!早くお会いして食事をご一緒したいです!」

「そうですね~」

 私、全然楽しくないです…話聞いてるだけです…もう切っていいですか?

 

正直、この時点で仮交際終了したいと思ってはいたのですが、仮交際成立後、一度は直接会うのがマナーだし…と踏み止まっていました。

 

お見合いや初回の電話では問題なかったですし、もしかして直接会って話すのは大丈夫かもしれない、と前向きに考えて、初デートに向かいます。