《仮交際①》公務員Cさん/初デート前編

※注意※ 

今回は不満ばかり書き連ねた、かなり愚痴っぽい内容となっていますので、大丈夫な方のみお読みください。

 

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緊急事態宣言が解除された後も日常が戻らず、なかなか初デートに踏み切ることができませんでした。

 

お見合いから1か月、ついにCさんとの初デートです。 

 ピザとサラダが美味しいと3回聞かされたCさんオススメの店を予約していただき、ランチをご一緒することになりました。

 

もったいぶるように「〇〇の近くにある店で、とても美味しいので楽しみにしていてください!」と繰り返すばかりで頑なに店名を教えて頂けず、少しイラっときたので、こちらからも無理に聞き出さずに当日を迎えました。

まあ、指定された待ち合わせ場所から大体予想はつきますけどね。

 

 

約束の10分前に待ち合わせ場所に到着し、ベンチに座ってCさんを待ちます。

Cさんは時間ギリギリ(時間ぴったり?)に来るタイプのようです。

 

「あ、お待たせしました…」

「乃神です、今日はよろしくお願いします。」

「ええ、よろしくお願いします…

 

対面の第一印象

・暗い

・やる気がなさそう

・ラフな服装、かなりおっさんぽい(50代…?)

目が死んでる

 

緊張しているようには見えないのですが、電話で話す時のようなノリノリな感じはどこにもありません。

服装についても、記念すべき初デートですし、私は乗り気でなくてもワンピースを着てちゃんとオシャレしてきたのに…って思ってしまいました。

 

特に気になったのはCさんの目です。

ややピントの合っていないプロフィール写真でも、画面が暗かったオンラインお見合いでも気になっていたのですが、実物でも同様でした。

 

実際に視線を合わせて、「あ、これダメだ」って思いました。

これは生理的に無理なやつです。

 

この時点で「一緒に歩くのも、食事するのも無理だ、どうしよう、帰りたい…」と思ったのですが、流石にそれはできません。

 

 

「では、行きましょうか!」

「そうですねー」

「・・・・・?」

私が動き出すのを待っているような雰囲気を出されるんですが、どの方角に向かうのかさえ知らないので、Cさんが先導してくれないと動けません。

「・・・どっちの方向に行くんですか?」

「こっちです」 

 

Cさんが右側、私が左側で歩き出したんですが。。。

 

歩き出して直ぐの十字路で急に左側に寄ってこられて、ぶつかりそうになったのでびっくりしました。

「えっと・・・、こっちですか?」

「そうです」

普通、曲がるなら曲がるって言いませんか!? 

 

待ち合わせ場所の近くにある美味しいピザ屋を通り過ぎ、(この店じゃないんですか?この方向だと、もう近くにピザ屋ないですよ!?)

 

「・・・どこまで行くんですか?」

「もう少しです」

 

歩道橋を上り下り、(初デートですし一応ハイヒール履いてきてるんですけど!Cさんはスニーカーだけど!)

 

正直、「どこまで歩かせるの!?」って思いました。

 

こちらが聞かなくても「〇分位歩きます」「次の角を左に曲がります」「歩道橋を渡りましょう」程度の案内はして欲しいです…。

大した距離じゃなかったとしても、目的地が分からないまま、案内もないまま、ほぼ初対面の方と一緒に歩くってしんどいです。

 

何度も急に曲がられるので、ぶつかりそうになったり、置いていかれそうになったり…。

これは、気が利かないというレベルの話ではないと思いました。

案内役に助手席に乗せても、役に立たなさそうなタイプですね。

 

 

暫く歩いて、気付きました。

どうやら、私が何度も行ったことがあるお店に向かっているようです。

 

「・・・この先にある■■ってお店ですか?」

「そうです。来たことありますか?」

「はい、何度か…」

「え!?違う店にすればよかったですかね…」

「大丈夫です。でも、この店なら、なぜ待ち合わせ場所があそこだったんですか?」

「他に待ち合わせ場所になるような場所がなくて。」

「この近くなら△△とか、◇◇とか…、もしくは現地集合なら近くの駐車場に停めることもできたんですが…。

「すみません…」

 

色々重なって少しイラついていたので、つい言ってしまいました。 

Cさんが「〇〇の近く」の店だと言っていたので、近くの駐車場に停めたんですが…全然近くありません。

なんでそんな遠くに停めたの?って言われそうな距離です。

この「〇〇」も目印としてはマイナーなチョイスですし、「近く」の感覚も違うし…。

 

私がこの辺りに詳しくなくて、分かりやすい場所を指定してくれた、ということなら理解できます。

しかし、私の職場はこの近くにあり、10年勤めていることを、Cさんは知っているんです。

 

本当に、なんなんでしょう。。。

 

 

 後編に続く